The Founder
このお店がどの様に大きく成長していったかを描いたこの映画は、何かを創り出す仕事をする以上考えなければいけない事が数多く詰まったものでした。
何が良い悪いではなく、アンビバレンスな、色々な側面があり、観る人によってその観点は変わるもの。
料理人の様に何かを生み出す事が出来る、アイデアを形に出来る仕事は、生み出す創り出す事に注力しがちですが、今の時代、広げる事がより一層大切になって来ている。
自分の料理や、存在を多くの人に知ってもらうためには何をすれば良いのか。
良いものを作ればどうにかなる時代は終わり、良いものを作り、尚且つその良さを最大化する為のスキルが必要な時代。
才能(物作りの)だけでは世に出る事すら難しくなる一方で、才能(物作りの)がなければ認められにくい業界でもある。
自分の立ち位置や立場を良く考え、より多くの人に知ってもらう為の策を練り、本当に良いプロダクトを生み出す。
尚且つそれに見合うだけの対価をしっかりともらう。
当たり前だが、料理人は料理を作る事を目的にしてはいけない。
料理を作り、食べた人に何を伝えたいか、料理を通して何が出来るか。
料理を作ったその先をどこまでイメージ出来るか。
料理を通して世の中にどう貢献できるのか。
まだまだ考えなければならない事ばかり。