L'odoriter 料理人の新しいプロダクト。田村浩二の挑戦。

シェフとして、人として。今感じていることを少しずつ綴っていければと思っています。

文章を書くという事。

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このブログを書き始めてから、多くの人に文章について聞かれます。

 

僕自身特に意識はせず、思うがままに書いているだけなのですが。

 

小さい頃から作文や読書感想文は嫌いではありませんでした。ただ国語は嫌いで、人によって答えが変わる曖昧さがどうしても受け入れられない学生時代でした。

 

今なら何となく分かります。それでも数学のように方程式があり、答えが1つのシンプルなものが好きでした。

 

そもそも何故ブログを始めたのか。

 

今までは自分の事を赤裸々に伝える事が嫌いでしたし、価値を見出せませんでした。

 

ただフランスから帰国し、シェフとして働く事になると少しでも世の中にアピールをしないといけません。

 

新しいお店なら、それだけで取り上げてもらえるかもしれない。

 

しかしシェフが変わっただけの場合、なかなか取り上げていただきにくく、変わった事さえ伝わりにくい。

 

そんな中まず始めたのはFacebookでした。

 

それまでといえば、他の人のポストを見るだけで、自分では特にあげていませんでした。しかし少しでも何かが変わるのならと始めてみると、少しづつですが変化は起きました。

 

インスタグラムも同様です。

 

続けていく中で、色んな方からアドバイスを頂き、少しずつ変えながら文章を書いていると、ある人からこんな事を言われました。

 

『素敵な文章だけど、Facebookではフィードが流れてしまう。インスタグラムも文字制限がある。ならば、いっその事ブログを書いてみたら?ブログなら流れてしまう事もないし、検索もしやすい。何より自分の事を明確に発信できるよ!』と。

 

自分の文章に対して自信などなく、探りながら書いていたFacebookを見た人からこんな事を言われるとは思いもせず。

 

ただ、文章には人柄が出る。ならばブログとしてキチンと書いていけば、自分の人となりを伝える事が出来る。経歴なども分かりやすく、どこでどんな風に生きてきたかを自分の言葉を使わなくても伝える事が出来る。

 

レストランにいると、食事に来て下さり、尚且つ何かを感じてくれた人でないと、長くお話しする機会は得られない。

 

でもブログがあれば、ほんの少しでも興味を持ってもらえれば見るきっかけになるし、いつでも見る事が出来る。いつでも自分の事を宣伝しているようなものだ。

 

自分がレストランから離れられないのなら、離れることの出来る何かを作るだけ。

 

幸いにも自分が思っているよりも多くの方がブログを見てくれているそうです。

 

日々少しでも『今』感じる事を伝えていければと思います。