L'odoriter 料理人の新しいプロダクト。

シェフとして、人として。今感じていることを少しずつ綴っていければと思っています。

自己紹介3 。フランス料理の世界へ。

f:id:koji-tamura0929:20170724202315j:image

料理の専門学校へ行くと決めてから、少しだけ野球への未練と後悔がうまれた。長く続けてきた野球を辞めることは、自分にとって思いの外大きな事件だったようだ。

 

ただ料理をやると決めたからには、野球では目指せなかったトップの世界にいくと自分に誓い、2年間の専門学校生活をを無遅刻無欠席無早退で過ごすと、美容師の専門学校へ行った親友と語ったのを今でも鮮明に覚えている。

 

専門学校に入った当初、僕は料理人ではなくパティシエになりたいと少し思っていた。この世界に入ろうと思ったキッカケがケーキだった事もあるが、自分の性格が理系で論理的なものが好きだったのでパティシエのケーキの様に緻密で繊細に計算された味わいやフォルムに憧れが強かった。

しかし同時に甘い物だけではいつか飽きてしまうのでは?という不安もあり、最終的にはフランス料理を学びながらお菓子も学ぶ、という形で落ち着いた。結果フランス料理を選んだ事で海外を意識する機会が増え、自分の視野が大きく広がった。

 

専門学校時代はとにかくお菓子を食べ歩き、合羽橋で大理石の作業台を買い、チョコレートのテンパリングや生地作りなどに勤しみながら、『絶対に誰にも負けない!』気持ちで毎日を過ごしていた。

 

就職の時期が近づき、職場を探し始める時に思った事は、必ず自分の脚で食べに行き自分の目と舌で感じる。学校の求人に貼られている紙切れに自分の人生を任せるのは気が引けていた。

 

とはいえ業界の事など専門学生には殆ど分からず、たまたま見ていた本に載っていた一軒を選び食事に行った。

 

この『たまたま見つけた一軒』が僕の人生を大きく動かし、決定付けたレストランだ。

 

レストランFEU。

 

当時このお店でシェフをしていた『下村浩司』シェフとの出会いで僕は今シェフとして第一線になんとかしがみついている(と思いたい)。