L'odoriter 料理人の新しいプロダクト。田村浩二の挑戦。

シェフとして、人として。今感じていることを少しずつ綴っていければと思っています。

2017-11-01から1ヶ月間の記事一覧

自然塾『何が僕らを突き動かすのか。』

11月20日茨木の寒空の下、普段とは違う空気の中イベントを迎えていた。 料理人として呼ばれたイベントですが、するのは料理ではなくトーク。今を生きる料理人が、何を考えどう生きていくのか。沢山のレストラン、シェフがいる中でどのように個性を出していく…

香りのプロダクト。

『L'aromatisane』それは僕が創り出した全く新しいアロマティー。 ハーブ、フルーツ、スパイスをかけ合わせて作るノンアルコールドリンクです。4年前からひっそりと作り始めたこのプロダクトを、やっとカタチにすることが出来ました。 『L'aromatisane』と…

自己紹介28。ミラズールで出会った日本人。

働き始めたころ、日本人は僕しかいなかった。むしろその環境の方が良かったのだけれど。 僕がミラズールでは出会った日本人は3人。 同い年の石崎優磨(9STORIESシェフ)と河本英樹(ホテルグランヴィア京都)、そして一番長く働いたテラさんこと寺田篤史(…

自己紹介27。海外生活から見えてくる日本の価値。

日々の生活にも慣れ、スタッフとのコミュニケーションも取れるようになってきた。 ミラズールでも僕の愛称は『TAM-SAN』だ。 情熱的で圧倒的な存在感のマウロシェフ、 ヘッドシェフで心優しいリカルド(現island Shanguri-La Hotelシェフ) 日本人の奥さんを…

料理人としてどう生きていくのか?

10月29日、東京駅近くのパソナTRAVEL HUB MIXで、新会社.sience(ドットサイエンス)の設立記念イベントと新しいプロダクト、香りを食べるアイスクリーム『FRAGLACE』の発表会を行いました。 初めてのイベントという事で不備も多々あったと思いますが、パ…

自己紹介26。技術は言葉の壁を超える。

初めて作った賄は何だっただろうか? レストランで働き始めてから、幾度となく賄を作ってきた。最初の頃はまずいと言われ、目の前で捨てられ、コンビニ弁当を食べられた日もあった。 実家にいる時は料理なんて作ったことがなかった。味噌汁さえも作った記憶…

日本人なら。

バーミキュラライスポットを知っているだろうか? それは、愛知ドビー株式会社の作る『世界一、素材本来の味を引き出す鍋』だ。 元々は船舶やクレーン車に使われる精密部品の製造をしている鋳造メーカーだったがが、鋳物の特性が調理に向いているというとこ…