場所に縛られない働き方とは。
料理人はお店があり、そこにお客様が来店されて初めて金銭的価値が生まれます。
美容師や介護士などの職種の方もそうで、労働集約型産業と言われています。
レストランとはある意味で『場所に縛られる』仕事で、それが当たり前だと思っていました。
しかし、料理人のスキルや知識は調理場でしか使えない訳ではありません。明確に可視化や言語化が出来ればその力はどんな場面でも価値を生みます。そしてその場面を作るのは自分です。
テクノロジーが進化した世の中では、今まで想いもつかなかったことが仕事になります。そこに気づくことが出来るか出来ないかだけで人生が変わるんです。
自分たちの過ごしている『当たり前』の世界ではない、違うジャンルの世界に触れることで自分の中の価値観を壊し、新しい発想を取り込む。
その繰り返しの中からイノベーションは生まれるのではないかなと。
料理人が料理の技術以上に磨かれるのは、タイムマネジメント力だと思う。
決まった時間に来るお客様に対して、最高の状態に仕上げるために時間を逆算し仕上げていく。一般的な仕事の倍の時間働くからこそ、頭を使わないと仕事が終わりません。ましてや自分の時間を確保しようものなら尚更です。
如何に早く仕事を終わらせ、全体の仕事のバランスを見ながら自分の時間を捻出する。
その捻出した時間で、更に料理の勉強や趣味などの時間を創り出すのです。
始発で仕事に行き、終電で帰る生活の中で自分の時間を確保するのは大変ですが、それをしてきたからこそタイムマネジメント力が磨かれたのだと思います。無駄な時間を出来るだけ省き、自分の時間を生みだす。
当たり前にしているタイムマネジメントは、きっと他の仕事の方達にも役に立つのではないかと思います。
もう少し料理以外の自分を発信する場所を作っていかなければ!!!